昭和の名作AV「洗濯屋ケンちゃん」

昭和の名作AV「洗濯屋ケンちゃん」
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説明

題名はかつての人気ドラマ『ケーキ屋ケンちゃん』のもじりである。本作品の監督であり、俳優として『ケーキ屋ケンちゃん』に出演歴のある藤井智憲により命名された。監督の藤井のほか、『コメットさん』の監督歴のある出口富雄が制作(出口の監修した書籍によれば肩書きは「制作」ではなく「総監督」)を担当するなど、テレビ・映画関係者により作られた。

女優2名のキャスティングはスカウトに任せたが、主演男優はスカウトでは手配がつかず、監督の藤井と知り合いだった俳優の久野一之こと北林健が起用された。久野は後に「きたばやしけん」名義で海外輸出向けのポルノ映画『高野聖』(1983年版)に主役の僧宗朝として出演している。

アメリカへの輸出を想定して撮影されたため、本格的な絡みのある演出となった。日本で初めて顔射シーンを映像化した作品であるとされる[7]。制作の出口富雄によると、オリジナルには上映時間の異なる3つの版(上映時間はそれぞれ60分、30分、45分)が存在した。

制作スタッフがマスターテープからダビングしたのは200本程度であったが、ダビング業者から流出して大量に広まった。流通した総数は10万本、13万本、15万本、あるいは50万本とも言われ、視聴した者の総数は500万人に及ぶとも推測されている。家庭用ビデオデッキ(特にVHS規格のデッキ)の購入特典として本作品のビデオテープが配られたとされ、本作品は家庭用ビデオデッキの普及に貢献したとも言われる。広く流通し、日本における裏ビデオの代名詞的な作品となったが、流通後に制作スタッフと主演男優がわいせつ物頒布等の罪等で逮捕される事態となった。

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