【56】『最高自信作』出席番号507番 里穂 ~全ての初めてを捧げる幼い理由~③
にアップロードされたファイル : | 2014-07-22 |
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説明
里穂は、私の同級生の子供です。
私も同級生の理恵子も、今住んでる町は地元ではありません。
それがひょんなことから再会を果たしました。
それは、各自治で持ち回りで行う、朝の掃除です。
掃除、、といっても、週2回、木曜と、土曜日にある可燃物のごみ収集の日でございまして、
私の住んでる地域は、その度にカラスの被害で悩まされています。
ごみにネットをかぶせていても、その中からゴミを引きずり出し、周りに散乱させる、、これは、出す側にも問題があると思います。
夜中にゴミを出す人がいる為、夜明けまもなくカラスが飛来し、漁りまくるのです。
私も木、土の日は、朝出勤するたび、散々足る光景に少々怒りも覚えましたし、うん座入りすることもありました。
それを持ち回りで毎回2人、、当番制で出ていき、後始末をする、、という事に決まり、私は独り者ですが、これでも世間体を重んじるタイプでして、
こういうことはなるべく参加するようにしております。
2か月ほど前の、土曜の早朝の事でした。
当番だった私は他の人が来る少し前にほうきと軍手を持ち、可燃物収集場へと向かいました。
辺りは予想通り、ゴミが散乱し、近くの家の駐車場にまで袋や食べ残しのカスなどが散らかしほうだいとなっていました。
私はため息と共に少しづつ箒で、散乱してるゴミを集めだしました。
すると、「おはようございま~~す」、、という、少々トーンの高い声で
女性がやってきました。
ご存じの通りこの位の年齢の女性には、特別何らかの事情がなければ全く興味がございませんでしてwその女性に対して振り向くこともなく、、「おはようございます」とのお返しだけをしまして、俯きながら、黙々と清掃を行っておりました。
すると、少し驚いた声で「あれ?」という声が聞こえました。
何かあったのかと思い顔を上げると、こっちを向いたその女性は、
「やっぱりそうだよね!○○クンだよね!!私私!理恵子だよ!」
と、朝の静寂さに似つかわしくない、トーンの高い大きな声で話しかけられました。
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